和倉温泉に行ってきました。
海に行くと、波ひとつない穏やか春の海の風情でした。
自然と与謝蕪村の「春の海ひねもすのたりのたりかな」の句が思い出される穏やかさです。
この和倉の海をみて高浜虚子は「家持の妻恋い舟か春の海」と詠んでいます。越中の国司でも
あった大伴家持が能登巡視のため海路、七尾湾を訪れ万葉の時代を想いおこして詠んだ句なのでしょうか・・・・この虚子の句碑は海辺に面した弁天崎公園に設置されています。この他、歌人・佐々木信綱の「歌人の国司(くにのかみ)巡(めぐ)り、見し日にも・・・・・・」と家持を偲んで詠んだ歌碑もあります。
波静かな七尾湾と能登島大橋
のんびりと操業するナマコ漁の船
レース艇コッパーⅡとモータークルーザ
能登島ツインブリッジとレインボー(左端)
カモメものんびり日向ぼっこ
奥に見えるのは万葉の島「机島」、この辺りは万葉集ゆかりの地が多い