ユネスコ青年部のスタディー・ツアーの報告をかねた「ユネスコフォーラム」が、
16日(日)、午後2時から旧県庁後の広坂分庁で開かれ参加しました。
ツアー参加者たちが、カンボジアで見聞したことを基に教育、文化、
経済、環境面から独自分析した意欲ある研究発表でした。
2F大会議室を使ってのフォーラムです。
スタディー・ツアーに参加した学生たちが次々に現地の寺子屋で
体験したことをパワーポイントを使い報告してゆきます。
また、カンボジアの歴史や現状を知ってもらうためにクイズをだしたり
参加者をグループ化をして問題点を考えてもらう方式を採用したり
意欲ある取り組みに、若者たちのアイディアとパワーに感心しました。
また会場には寺子屋での職業訓練で作られた民芸品の展示即売も行われた。
memo :
1.平均月収ー公務員30ドル、通訳100ドル。
2.生活苦から公立の小中学校に通えない子どもたちが多い。
3.高収入を得るため通訳になりたいとの希望者が多い。
(特に英語や日本語を学びたいと思っている若者の潜在需要が高い)
4.しかし、ポルト時代に知識階級の虐殺(キリング・フィールド)があり教師の
育成が急がれる。
5.観光面で経済復興を果たそうとしているが、主体となっているのは外国資本。
6.工業基盤が脆弱。
7.環境問題・衛生思想が低く、汚染や疫病を防御するための教育が急務である。