カテゴリ:能登の自然( 34 )

奥能登国際芸術祭スズー④

数十年振りに禄剛埼灯台、通称狼煙の灯台が見たくなり
近くの道の駅に車を止めて、約10分間の急な山道を喘ぎながらのぼり
見学してきました。晴れていて条件が良ければ佐渡島も見ることが
できるということですが、この日は、あいにくの曇り空・・・残念でした。

この灯台は、能登~佐渡往復のクルーザー・レースでは
航海の道しるべ(海標)として大いにたすけてもらいました。

等明暗白光灯台 3秒
白色の光で光っている時間と暗くなっている時間が同じく
この間隔が3秒間ということで、この時間をはかることで
禄剛埼灯台と判別することが出来るわけです。
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実効光度55,000cd 光遠距離18海里(約33㎞)


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明治16年に設置された灯台で、「日本の灯台50選」にも選ばれています。
昭和38年に無人化され、遠距離操作によって集中管理されています。



粟津の海岸(三崎地区)
小山真徳 「最涯の漂着神」
(さいはてのひょうちゃくしん)


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前から見るとただの漂着した舟


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海側から見るとその中に人魚姫が・・・
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形も舟の竜骨ではなくて鯨の骨・・・?

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浜に降りてみないと作者の意図を見逃すところでした。






by makimaki59 | 2017-10-07 21:07 | 能登の自然 | Comments(0)

奥能登国際芸術祭スズー③

木浦海岸ー珠洲市日置

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「海上のさいはて茶屋」
よしだぎょうこう+KINOURA

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海に突き出た船小屋を利用した「茶屋」

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茶室からは岬の風景が・・・

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「船首方位と航路」
アローラ&カルサディージャ

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曽々木海岸につななる奇岩の多い
風光明媚な木浦海岸でした。

つづく


by makimaki59 | 2017-10-06 10:18 | 能登の自然 | Comments(0)

奥能登国際芸術祭 スズ ②


笹波口バス停 大谷地区
アレクサンドル・コンスタンチーノフ(ロシア)
「珠洲海道五十三次」

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笹波海岸 大谷地区
深澤孝史「神話の続き」
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漂流物によって創られています・・・

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古来、日本海側は大陸と結ぶ表玄関、
物の交流はもとより、人との交流、更には亡命者や
いまで云う難民の受け入れの地でもありました。
能登には大陸の文化を伝える墳墓や祭りが、今に残っています。
大陸の新しい文化や新しい技術とともに渡来した人たちを
「漂着神」「渡来神」として崇めたことが、伺えます。

能登の神社やその鳥居は海に向かって建てられいる
ことが多く、遠く離れた祖国を思う証ともいわれています。

  現在は、中国や韓国から潮に乗ってやってくるゴミの漂流物の山のようですが・・・
そこから、いにしえの大陸とのつながり、そこに横たわる日本海
それに風、潮流など、もろもろのことを考えさせてくる作品でもありました。

つづく


by makimaki59 | 2017-10-04 08:39 | 能登の自然 | Comments(0)

奥能登国際芸術祭 スズ

先週、奥能登の珠洲で開催されている国際芸術祭を見物に
知人の車に乗り合わせて出かけました。
内灘発は8:00 能登里山街道(旧能登海浜有料道路)を北上
途中、七尾湾を一望できる別所岳の"能登ゆめテラス”で休憩。
曽々木を経由して時計回りで珠洲、飯田方面に向かいました。
最初の展示ヶ所の①の大谷地区の旧清水保育所に着いたのは
10時半過ぎ・・・能登海浜道路や珠洲道路ができる
昭和40年~50年前の頃は奥能登に出かけるとなれば
一晩泊まりの行程だったことを思えば、
随分と奥能登へ行くにも便利になりました。


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塩田千春さんの「時を運ぶ船」
すごいインパクトとエネルギに圧倒されます。

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②大谷地区 赤神の小屋
村尾かずこ「サザエハウス」

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サザエの殻の中のイメージで中は渦巻き状の漆喰仕上。
殻の角からは外の風景も望むことが出来ます。

つづく


by makimaki59 | 2017-10-03 16:00 | 能登の自然 | Comments(0)

石﨑奉燈祭ー2016 その2

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奉燈は文字の書かれている側が正面です。
左から東一区「魚満浦」 東二区「満年楽」 東三区「志欲静」
東四区「智仁勇」 西二区「満祥雲」 西一区「群魚舞」


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20:00夕食休憩を終えて各奉燈は堂前広場から町の東の端へと移動します。

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狭い道一杯に重さ2トン⒑mを越える奉燈が、
鉦、太鼓、笛の音とイヤサカサッサイ、サカサイ、サカサッサイの
威勢の良い掛け声とともに進んでゆきます。

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グリンパンツは東一区

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女装して鉦、笛を吹くのは男子小・中学生です。
次につづくは「満年楽」の東二区の奉燈

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奉燈絵も文字の書体を変え新調した東三区の奉燈
「志欲静」(こころざし 静ならんと ほっす)ですが
欲の草書体だと思うが、くずし過ぎて、分かるだろうか・・・

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新調された奉燈絵は赤を基調とした「韋駄天」です。

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東四区の「智仁勇」・・・古くからの奉燈文字だが、好きな書です。


能登のキリコ祭り(奉燈祭)が、文化庁の日本遺産に認定されたことは嬉しいことでした。
過疎によって伝統の継承にも厳しくなってきている中で
この指定は、能登に元気を与え、祭りの継続の励みにもなっているようです。

by makimaki59 | 2016-08-07 21:11 | 能登の自然 | Comments(2)

石﨑奉燈祭ー2016

TV情報番組などに、石﨑奉燈祭の鉦太鼓笛、それにあの掛け声えが流れると
もういけません!・・・今年も我慢できずに知人を誘い祭り見物にに出かけてしまいました。
石﨑到着17:15頃・・・堂前広場では6基の奉燈が勢揃い!
大漁祈願祭を終えて、堂前での乱舞がはじまったばかりでした。


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堂前に集合した奉燈の群れ

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鉦太鼓笛が奉燈の動き、担ぎ手100名の動きをコントロールします!
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青パンツは東四区の若衆達です。

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ピンクパンツの西二区

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イケメンぞろいの西一区!
元気いっぱいです

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堂前で各奉燈の乱舞が終われば20:00までは夕食休憩です。


つづく

by makimaki59 | 2016-08-07 12:58 | 能登の自然 | Comments(2)

能登の秋

枯露柿(ころがき)の里志賀町

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高齢化が進み人手不足からか
収穫されないままに柿の木が目立つようになってきました。

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枯露柿づくりの盛んな矢駄地区の柿干し小屋

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こちらは上棚矢駄インター付近の後山の農家
集落によって枯露柿の吊るす方法も違うようです。

by makimaki59 | 2015-11-21 19:28 | 能登の自然 | Comments(0)

奥能登スナップ写真

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別所岳「能登ゆめてらす」展望台

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七尾西湾方向

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珠洲焼の銭瓶

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珠洲ビーチホテル

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珪藻土コンロ工場

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曽々木海岸
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輪島沖「七ツ島」

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千枚田

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南惣美術館
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車窓からの夕日

by makimaki59 | 2015-10-08 22:23 | 能登の自然 | Comments(2)

幻の珠洲焼 ②

珠洲焼資料館などの見学の後、同じ珠洲市内の若山町鈴内にある
為重功さんの「ためしげ陶房」を訪れました。

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為重さんは、1959年珠洲焼古窯跡調査に参加するなど
450年余り途絶えていた珠洲焼製法の復活に尽力しました。

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珠洲焼について話す為重さん
平安時代に使われていた珠洲古窯を参考に自宅横に造った窖窯(あながま)
窯の両脇には、燃料の赤松の薪がうず高く積まれています。

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窖窯の構造がよくわかります。
作品に窯入れは年4回、赤松の薪を使い6日間夜通し焚き続けるそうです。

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招き猫?大変、人懐こい黒猫ちゃんでした。

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ビニールに包み保存してある珠洲焼の陶土。
門外不出の陶土と聞くが、販売していないのだろうか・・・?

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本焼き前のビール用のマグカップ?

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陶房の建物周りには思うような焼き上がりならなかった
いろいろな作品が無造作に置かれています。
気に入ったものがあれば、お持ち帰りくださいとのことでしたが・・・

by makimaki59 | 2015-10-08 08:54 | 能登の自然 | Comments(0)

幻の珠洲焼

内陶芸サークルの仲間と隔年に実施している研修旅行に出かけました。
今回の研修先は平安末期から室町末期の戦国時代まで
盛んに生産され日本海中部から北部の蝦夷地まで流通し、
その後、こつ然と姿を消した幻といわれた珠洲焼です。

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珠洲市立珠洲焼資料館

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今回の研修旅行の参加者は約30名
学芸員の方の案内で展示物の説明と歴史等について学びました。

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珠洲櫛目袈襷紋壺・・・鎌倉時代末
珠洲焼の特徴は須恵器と陶器の中間に位置するもので
現代でいう轆轤は使っていなくて、紐状にした粘土を積み重ね
木製の叩き板で成形していく手法をとっています。

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海あがりの珠洲焼
周辺海域からは難破船の積み荷であった珠洲焼の甕や壺類が
底引き網に引っ掛かり見つかることもあります。
そのほかの現存している珠洲焼のほとんどは土の中にあったものです。

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甕:大甕はなかなか高価で当時の貨幣価値とすれば
軽自動車1台くらいの値段だったようです。
とうてい庶民は買えなかったのでは・・・

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資料館の敷地内に復元された窖窯(あながま)完成 2011.3
鎌倉時代の寺家クロバタ3号窯跡(国史跡)をモデルに復元されたそうです。
窯を触ると暖かくて、焼成中でした。
この窯で還元焔焼成することで「灰黒色」になります。

窯の大きさ:全長9.8m  全幅3.2m (焼成室最大幅2m) 平均傾斜角度⒑度



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各方面の努力で珠洲焼の技法は復活。(1976年 )
現在は十数名の陶芸家が窯を持ち制作に励んでいます
これらの作家の作品展示販売をしている珠洲焼館も、敷地内にあり
興味のある人は、一度訪れてみてはいかがでしょうか・・・

つづく

by makimaki59 | 2015-10-07 09:14 | 能登の自然 | Comments(0)