以前,旧陸軍第九師団司令部・同師団長官舎・偕行社・兵器支廠兵器庫 (石川県立歴史博物館)などを
紹介しましたが、今回は金沢城内に残る旧陸軍第6旅団司令部庁舎を紹介します。
旅団とは、師団の管下に置かれ旧陸軍では1師団に2旅団が置かれました。
また、旅団の下には通常2~3の歩兵連隊が置かれました。
第九師団では、日露戦争前の明治31年以降、その隷下に歩兵第七連隊と歩兵第35連隊編成による
第六旅団と歩兵第19連隊と歩兵36連隊編成の第十八旅団(福井県敦賀に司令部)がありました。
城内「切手門」・・・藩政時代は側室の住まい数奇屋敷がありました。旅団は師団と連隊の間の中2階的(中間管理職的?)な存在だったようです旅団長は少将クラスで副官2~3名・事務取り扱いの書記役の曹長2~3名と
それに連隊から派遣される当番兵のこじんまりした組織だつたようです。■
旧陸軍第九師団司令部の建物■旧陸軍偕行社の建物■第九師団長官舎