映画鑑賞 「父親たちの星条旗」

時雨模様の天気続きで気分転換にと、太平洋戦争の激戦の地「硫黄島」を扱った「父親たちの星条旗」を見てきました。
この映画は2部作で1部は「父親たちの星条旗」。2部は12月9日に封切となる「硫黄島からの手紙」で日米双方の視点から「戦争とは何か・・・・」を問いかけるクリント・イーストウッド監督の意欲作です。
1部の構成は、擂鉢山(169m)に星条旗を立てるあのシンボリックな写真の被写体だった、兵士3名が本国に呼び戻され戦時公債募集に協力させられてゆく過程を戦場の模様を織り交ぜながら描いています。
この映画、これまでの「史上最大の作戦」など多くの戦争映画と趣きを異にしている作品ですが、クリント・イーストウッド監督の「戦争には正義はない」とのメッセージが充分伝わってきました。
「硫黄島」の戦では親戚の一人も戦死しています。あの戦争から61年、親戚はことし家族と共に島に慰霊に訪れたそうです。
日本側守備隊の勢力は2万2000人、それに対して米軍勢力は7万4000人。狭い島内で30数日にわたる死闘が繰り広げられ、日本側の戦死者2万129名。一方、米軍側戦死者は7000人、負傷者を含めると2万8896名にものぼります。
遺骨収集もはかどらず、そのため島全体が墓所であるとも言われています。第2部、日本側の視点からえがく「硫黄島からの手紙」も是非見てみたいと思っています。
by makimaki59 | 2006-11-16 22:09 | 日記
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