TV番組の分析を専門分野としている日本大学芸術学部放送学科、中町綾子助教授の講演会を聞きに羽咋郡志賀町の文化センターに出かけた。
中町助教授は志賀町出身とあって大ホールは満席状態。立ち席の聴衆も多く見られた。
独身・負組(まけぐみ)・みよ(34歳)さんと自己紹介し会場を笑わし、和やかな雰囲気にさせた
後、韓流ブームの火をつけた「冬のソナタ」を例に取り上げ、爆発的なヒットとなった番組のつくりを分析してみせた。つまり心にジン~と染みとってくる作り・・・俳優の演技はもちろん微妙な
心の変化をとらえるカメラワークなど総合芸術であることが良くわかった。日本の恋愛ドラマでは「君の名は」があり、銭湯が空になるほどの人気番組があつたことを付け加えた。
このほか、ローカル放送制作の番組もふれ、数年前にギャラクシー賞の優秀作品に選ばれた「ここより行くところなし」(北陸放送制作・ディレクター中崎清栄さん)も紹介。都会も地方も同じではなく、その風土に根ざした「ふるさとの心」の大切さを強調。金沢出身でキー局(東京在局)のテレビドラマのシナリオライターと活躍している水橋文美江さんの作品も郷土石川の香りがすると述べた。
■心にしみる・・・・そういえば最近見た映画「三丁目の夕日」もこのパターンか?
何故かいまの日本人は癒し系を求めているのですネ。
中町助教授は視聴者がテレビに求めるには①新しい情報の入手②自己確認
のためと言う。「冬ソナ」も「三丁目の夕日」もそういえば自己確認か・・・。
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「ALWAYS 三丁目の夕日」夕日町オフィシャルガイド
2005『ALWAYS 三丁目の夕日』製作委員会 / メディアファクトリ-
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中町綾子さんのブログです。
[追記] 今日の石川県地方は雲一つない青空が広がった。嬉しくて羽咋の
滝港ハーバー・穴水ジャンボかきまつり・西岸ヨットハーバー・蕎麦どころ「くき」・
講演会・白尾海岸の夕日と充実した一日でした。今週はこれらを順次載せて行き
ます。